東北大学大学院理学研究科・寺田 眞浩教授らがChemCatChem誌で発表した環状エノンとアルデヒドとの森田・ベイリス・ヒルマン反応に関する論文を、Wiley-VCHとChemPubSoc Europe(欧州の各国化学会の連合体)による化学ニュースサイトChemistry Viewsが紹介しました。
⇒ Chemistry Views - A Binary Coupling
森田・ベイリス・ヒルマン反応は一般に反応の遅さがネックになりますが、寺田教授らはグアニジン誘導体とアゾール誘導体からなる二成分系触媒を用いることにより、室温・24時間で98%以上という高収率で反応を進行させることに成功しました。
寺田教授らによる論文はこちらです。(本文を読むにはアクセス権が必要です)
⇒ Terada, M., Fukuchi, S., Amagai, K., Nakano, M. and Ube, H. (2012), Guanidine/Azole Binary System as an Efficient Catalyst for Morita–Baylis–Hillman Reaction. ChemCatChem, 4: 963–967. doi: 10.1002/cctc.201200149